こちらはバコロドにあるILP語学学校校長であるHenry Parkさんから届いたフィリピン留学希望者へのメッセージとなります。ILPは英語初級者をイングリッシュスピーカーに作り上げる事を専門とする語学学校です。学費が非常に廉価である事でも有名で4週以上であればセブ留学の6割くらいの経費まで抑える事ができます。
バコロドILP校校長Henry Park
英語に対する苦手意識
近年グローバルな時代、地球がより狭くなった時代に突入し、英語に対する需要がこれまで以上に伸びている事は皆が認識している所です。ですが現実問題として多くの人たちが英語習得に苦手意識を持たれている事も確かです。
苦手意識を植え付けた大きな理由のひとつは英語というものが人と人とをつなぐコミュニケーションツールではなく、学問の対象、試験でいい点数を取るための科目ととらえられているからかもしれません。
フィリピン留学が最近人気を博しているのは英語によるコミュニケーション力アップ指導を徹底化しているためです。フィリピンの語学学校で12週学べばほとんどの留学生が英語で日常生活に困らないほどの英会話力を身につけます。
フィリピン留学は楽しい

フィリピン留学は従来の英語教育方法の殻を破った英語指導革命と言えるかもしれません。先生の講義や教科書とのにらめっこが主体ではなく先生と1対1の話し合いが主体です。フィリピン留学ならではのマンツーマン授業です。授業時間は自分だけの英語能力を育成するためだけにあります。いつも先生と密度の濃い話ができるので自分の英語力の伸びを毎日実感できます。英語を楽しいと思わせる非常に重要な要素です。それと生活もフィリピン人スタッフや外国人留学生との共同生活ですので授業時間以外でも英語を実践で使う機会があふれています。屋かよくなった留学生たちが週末にはふつうにビーチに出かけます。
英語初級者は特に不安が多いですが、フィリピン人の先生たちは我慢強いです。何度でも何度でもやさしく微笑みながら学生が理解できるまで同じことを繰り返します。そして英語を操る事が楽しい事事に気づいて行きます。
だから英語初級者でもほとんど落ちこぼれがいないのです。
ILPが自慢できるところ

当校ILPが自慢できるのは先生が非常に親切である事とコストパフォーマンスが非常に高い事。
当校には英語初級者が多く集まります。なので昔から伝統的にやさしく面倒見がよく、丁寧であきらめない先生が多く集まります。学生たちは先生たちと非常に仲良くなります。先生が特別優秀というわけではないですが親しみやすさなら自信があります。コミュニケーションを通して英語を楽しむには持ってこいの環境です。英語の苦手意識を持った方々でも克服できると思います。
それと当校はコストパフォーマンスが優れています。なるべく財政的な負担を学生にかけさせないため学費をかなり抑えております。ですが施設は古くはありません。デラックスで豪華というわけではありませんが普通に生活できるレベルです。プールとスポーツジムはありません。ですがスポーツジムはILPから徒歩5分ほどの所の最新鋭の機種が揃った立派なジムを利用できます。ILPで4週以上滞在される方は無料です。プールはタクシーで15分と少し離れていますが高級ホテルの海に面したゴージャスなスイミングプールを無料で利用できます。学生たちは主に週末にこちらを訪れます。
ILPではこれからも学生たちが留学しやすいやさしい環境を整えていくため一生懸命がんばります。
We Academyのロゴの前に立っている校長
フィリピン語学学校の中で学費が安く講師の指導レベルに定評があり、施設が非常にデラックスなイロイロWe Academy。学校長に電話インタビューで『学費が安ければ指導力も比例して劣るか?』という質問をぶつけてみました。
学費は工夫次第で大幅に抑えられる
正直非常に微妙なテーマですね。セブではなく私のように地方に学校を構える人間がこの問題にコメントすると誤解を招きかねます。私の学校We Academyを基準にしてできる限り率直にお話したいと思います。
まず先ほどの『学費が安ければ指導力も比例して劣るか?』の質問ですが答えは『否』です。
学費が安いのと指導レベルの高さはまったく別のものです。区別して考えなければなりません。これは今まで学校を運営してきて引き出した結論であり持論でもあります。学費が高いのに指導力が劣る語学学校はいくらでもあります。
学費が高い学校の講師の給与と同額の金額を与えたとしても施設や建物のレンタル費用で工夫すれば学費は抑えられます。
もうひとつ大きく抑えられる部分があります。エージェントに対するコミッション(紹介手数料)です。バコロドやイロイロの紹介手数料はセブに比べ10%ほど低いです。一人当たりですので月間で累積されるとかなり大きな金額になります。
紹介手数料が低いと留学エージェントは積極的にはわが校を顧客に紹介したがらないデメリットがあります。ですが学費が安くて良質な指導を確保するためには避けて通れません。
何故語学学校の学費に大きな差があるのか
語学学校の運営費用は大きく3つの固定費から構成されます。
- 建物賃料と施設維持費
- 講師の人件費
- 食費
この3つの固定費を調整する事は難しいです。そして固定費は学校の立地や大きさと関係してきます。
都市別で見るとセブ、マニラ、クラークの賃貸料が他より高いです。ですのでこれらにある語学学校の学費は高めになります。建物を所有している場合には学費を安く抑える事が可能です。
食費ですがこちらも物価が左右します。食べ物の物価が高い順番で行きますとセブ、マニラ、クラーク、バギオ、バコロド、イロイロの順序です。
そして焦点となる講師の人件費ですがこちらは地域にかかわらずそれほど差がありません。2005年の最低賃金規定を軸にセブ、バギオ、イロイロなど講師の平均賃金は似たような金額です。最低賃金は上位からマニラ、クラーク、セブと続きますが大きなものではありません。あっても20%くらいの差です。
わが校の2倍の学費を設定している学校でも講師の給料はあまり差がないと思います。わが校の講師人件費が占める経費の割合は40%です。
これはあまり人には話すべき事ではないですがわが校の純利益は10%で設定されています。セブの語学学校ですと少なくとも20%以上です。私は10%もあれば十分なのですが。(笑)

格安学校の誤解されやすいイメージ
学費が安い事はいい事ですが、格安なりにへんな先入観を持たれたりします。安いから何かあるのだろうという勘ぐりです。We Academyは建物が非常に立派で綺麗ですし、立地も便利です。ですがこればっかりは実際に見てもらわないとわかりにくい部分があります。実際に来てもらった卒業生たちの評判はいいです。リピーター率も50%以上です。口コミの評判は悪くないと思うのですが、コミッションが安い事もありエージェントがあまり宣伝してくれないのが痛いですね。やはり宣伝力なら圧倒的にエージェントが強いです。コミッションを低価格に設定した以上エージェントの期待はあまりできないのでもくもくと地道にやっていくしかないですね。


格安学校のメリット
学費を安く抑える事による消費者の最大のメリットは留学期間をより長く設定できる事。外国語を習得するためにはある程度時間が必要です。完全素人が1か月で英語をマスターするなど無理な話です。
セブで12週の費用があればわが校では20週滞在できます。あるいは同じ12週で小旅行や外食費用にかなりの余裕を持たせる事もできます。
格安学校は学費が張る学校に比べ足りない点も多いです。ただ留学生活自体にそれほど大きな支障がないのであれば、格安学校の賢い選択の一つです。

写真はニューヨーク出身のネイティブ講師。欧米講師は2名いますが、もう一方はコロナブロックのためフィリピンに再入国できないでいます。We Academyは学費だけでなくネイティブのマンツーマンレッスン費用も格安です。
格安学校の留意点
格安学校はなかなか探しにくい、実態をつかみにくいというマイナス部分があります。直接運営にかかわる部分以外あまり人件費を使わないのでSEO対策、マーケット強化まで手が回りません。セブにはSEO対策のためだけに4人の専門家を雇用している語学学校があると聞いております。それと紹介手数料が少ないので留学エージェントもなかなか積極的に紹介をしてくれないのもつらい所です。
ウェブ上でフィリピン格安学校ランキングなどの紹介もありますが、消費者の希望を反映していないものが多いです。学費が安いという事1点に重点を置いている様に見えます。安くて指導力が高く、施設もいいという総合的な評価ではありません。
値段を安くしたので学生がすぐにとびつくという時代ではないです。『安かろう悪かろう』でない学校が増えている事をもっともっと発信していかなければならないですし、コミッションの金額ではなく教育内容で学校を紹介しているフィルイングリッシュのような留学エージェントがもっともっと頑張ってほしいです。
CNS2 General Manager:JOHN LEE
わずか10年前は、IELTSは人々に馴染みのない試験にすぎませんでした。
しかし、世界的に海外留学や移民を計画する人々の数が増加するとともに、2018年には年間受験者数が350万人を記録するほどIELTSは浸透し、世界中の大学・専門職・移民局を含む10,000ヵ所の期間で認められ、英語能力を証明することができる指標とされています。
今回は最近IELTS7.0の高得点を取得した学生の声も反映してIELTSの効果的な学習法について記事をお届けします。
信頼度の高い試験IELTS
外国に移住、海外の大学へ進学、仕事の為にIELTSのスコアが条件となる方がIELTSの学習をしています。特に英語が母国語でない人が海外に移住したい場合に最初に証明しなければならないのが英語の『実力』です。IELTSではの全てのReading,Listening,Writing,Speaking技能の結果=実力になります。スコアを上げるための小手先だけの技術でなく、英語をしっかり理解していないとスコアは取れないためスコアがそのまま実力として認められます。英語を話せる方でも公式スコアを持っているのとそうでない場合では英語レベルの証明は大きく変わります。
実用的な英語力が結果に反映
前述した通り、IELTS試験は4技能(Reading, Listening, Writing, Speaking)で構成されており、総合的な英語力の評価を受け技能が足りない部分を安易に把握することができます。また、1対1のスピーキング試験は、試験の準備をする中で様々なトピックに対して意見をどうゆう風に表現するのかや、適切な単語や文章の構成、完璧なフルセンテンスでの話し方など自然と身に着くので、意思表現の能力を高めるのに効果的ということは間違いないでしょう。
英語のレベルが低くてもIELTSの勉強を開始できるのか?
IELTSの語学学校に勤務し、今まで最も多く受ける質問の一つであります。
IELTSという試験が難易度が高く、どれくらいのレベルからIELTSの勉強を開始しても問題ないのかというのはIELTSの経験がある方はみんな感じたことでしょう。しかし、これに関しては、1人1人の体感の難易度や英語を学んできた背景も異なる為正解はありません。
今まで様々学生の相談を受け見守ってきましたが、一般的に基準としてはIELTS4.0またはTOEIC500~600点くらいの方であればIELTSを勉強し始めてからも学習に無理がなかったように感じます。しかし、ライティングとスピーキングに関しては、ESLと全く方法が違いIELTSならではの書き方や表現法、話の構成などがある為皆さんが頭を抱える部分でもあり、専門教師の力が必要になります。
結論として、英語のレベルがまだ低い方でも一生懸命基礎から勉強すれば目標スコアを取得することができます。
単語でしか意思表示ができなかった学生が一般英語コースのESLから勉強を始め、最終的にIELTS5.5~6.0を取得したケースもしばしば見てきました。一つだけ言えるのは勉強せずに英語圏にいれば自然と英語が身に着くということはなく、英語初級者の方は時間がかかっても基礎から学習を積めば良い結果はついてくるということです。CNS2では、学生が目標スコアを取得できるよう、長年経験を積んだIELTS専門教師によって各目標スコアに合わせた体系的な教育システムを提供する為、英語初級者からIELTSスコア取得を目指す方~ハイスコアを狙う方まで様々対応できます。
IELTSは目標スコアに基づいて学習の戦略を変える必要があります。通常、海外の大学または中~中上位のランキングの大学では、最低でもIELTS5.0~6.0程度の入学スコアが必要となり、一方上位の大学または専門職(看護師・医師・薬剤師など)を勉強する学科はIELTS6.5または7.0のIELTSスコアを必要とします。
IELTS6.0を目指す学生に効果的な勉強方法は?
- 単語の勉強に投資する!
- 多くの学生は知っている単語の範囲が狭いです。これはReadingだけでなく、Listening, Writing, Speakingにも大きく影響を与えます。ほとんどの学生は、単語と意味を覚えるのに多くの時間を要します。単語の意味や同類語のレパートリーが少ないと全ての科目で問題を解くことが困難なためまず第一に暗記すべきです。
- 基礎を積む!
- いきなりIELTSの模擬テストを行なっても結果理解するのに難しいです。なので例えばスピーキングで言えば難しい質問に応えるよう練習するよりは簡単な基礎会話から練習したほうが良いですし、IELTSリスニングの場合は、問題の内容を教科書で文章を確認しながら聞き、その後文章を見ずに同じ問題を繰り返し行なうことをおすすめします。そうすることにより聞こえなかった言葉が拾えるようになり、発音や聞き覚えのない言葉の知識も増えます。時間はかかるかと思いますがしっかり着々と力を付けることができます。
- 発音の練習も忘れずに!
- スピーキングでは、ただ質問に対して話すだけでなく、文章の構成や正しい単語の使用、そして発音も厳しくチェックされます。いくら意味が理解できていたとしても発音が通じないと評価は下がります。質問にどう答えるかという文章構成に力を入れがちですが、発音もリスニング音声ファイルを聞きながら真似して練習することをおすすめします。
- スペリングミスしやすい単語は要注意!
- IELTSのテストでは、選択問題だけではなく回答を記入する問題が含まれます。その場合折角答えが分かっていてもスペリングミスをしてしまうとかなりもったいない減点になります。その為、頻繁に間違えやすい単語は特に注意して暗記しイージーミスによる減点を抑えられるようにしましょう。
IELTS7.0を目指す学生に効果的な勉強方法は?
- 文法の勉強は絶対!
- IELTS高得点を取得するために最も重要なことは『文法』です。
特にWritingとSpeakingでが適切な表現や文章の構成が必要になり、場面によっての文法の使い分けの理解度がスコアアップに左右されます。
- 全てのテストのパターンを熟知する!
- IELTSには各教科についていくつかのタイプの問題がありそれぞれアプローチの仕方は異なります。本文ですぐに答えが見つかるものだったり、記事全体の要点を理解して答えをだすものなど様々で、できるだけ多くの問題を解いて問題のタイプと解き方を理解することにより決められた時間内に効率よく問題を解くことができます。
最後に、IELTSは短期間でスコアが劇的に上がる試験ではありません。目標スコアが高いほど長期間基本学習に力を入れる忍耐やIELTSの学習に投資する時間が必要がです。何よりも様々な人のアドバイスや勉強法はあると思いますが、自身に最も効率的で最適な勉強法を見つけることが重要です。それはしっかり学習に投資した人だけが分かることです。
なぜネイティブ講師から英語を学ぶのか?
本記事は「ネイティブスピーカーからなぜ英語を学ばなければいけないのか?」に関する内容で、フィリピン留学におけるネイティブ講師教育の必要性について紹介しています。
投稿者:Mr.Lars(CIPネイティブ講師)
- フィリピン人講師の強み
- 語学学校で働くほとんどのフィリピン人講師が、大学や高等教育機関で英語教育について勉強しており、ネイティブ講師に比べて文法科目の指導が上手いと言えます。また、フィリピンは英語を第2言語に指定しており、留学生と同じように英語を必死に勉強し習得しているため、学生の気持ちを十分に理解することができます。さらに、IELTS・TOEFL・TOEIC試験を積極的に受験し、どのような質問が出題されるか、実際のテストの雰囲気、どのような勉強方法が良いかといった学生の質問に的確なアドバイスが出来ます。公式英語試験を受けたことがあるネイティブ講師はほとんどいないため、テストに関してアドバイスは出来ません。
- なぜネイティブ講師から英語を学ぶのでしょうか?
- ネイティブ講師は、単語・熟語・表現法など熟知しています。教科書では紹介しない言い回しやブリティッシュとアメリカ英語の違い、シチュエーション別の正しい英語使い方など学生は彼らの授業を通して、ナチュラルな英会話とライティング、そして正しい発音を学ぶことが出来ます。英語圏へ行ったら全然英語が聞き取れなかったとギャップを作らないためにも、ネイティブ講師から学ぶことは大切です。
- ネイティブ講師マンツーマン授業の注意点
- 上記で示したように、フィリピン人講師は文法や試験対策テクニックを教えるのが上手で、ネイティブ講師は英語圏で通用する英会話や発音を指導する力があります。ただし、ネイティブ講師からマンツーマン授業を受ける場合は一定の英語力が必要で、英語力が初心者の方はフィリピン人講師の授業でしっかり基礎を固めた上で、ネイティブ講師マンツーマン授業へ挑戦してください。
フィリピンに滞在するネイティブ講師に対する偏見と誤解:
- フィリピンの語学学校で働くネイティブ講師は、英語圏に比べて授業の価格が安いため英語力が低いと考える方もいますが、これは事実なのか?
- 一般的に考えて、これは事実ではありません。フィリピンに滞在しているネイティブ講師の場合、フィリピンの生活費が英語圏に比べて安いため、その分給料も低くなります。フィリピンでは、食料・家賃・輸送費・保険代そして税率などがオーストラリア、英国、カナダ、アメリカよりもはるかに安くなっています。これこそが、フィリピン語学学校が英語圏の学校に比べて安価な価格で提供できる大きな理由です。
また、多くのネイティブ講師はアジアの様々な国で働くことを望んでおり、日本や韓国、台湾そしてフィリピンを好んでいます。フィリピンは、アメリカ植民地時代があり西洋の文化が至る所に残っているため、ネイティブ講師は比較的生活がしやすい傾向にあります。他のアジア圏に比べて快適に過ごせるため、給料の値上げ等の要求はほとんどありません。
フィリピン留学の学費に隠された秘密は?
海外語学留学の学費は、教師やスタッフの人件費・学校の賃貸費・教材などの教育運営費・一般運営費(現地費用)・食費や広告・マーケティング費用などに分けられます。この学費には学校の利益分も含まれています。
大体上記のような内容が費用として挙げられるのは確かです。しかし、皆さんが納付する留学費用の中には実は教育と無関係な経費が多く、教師の人件費や教材の運営費は実際には学校の全体費用の50%にもなりません。フィリピン語学学校のほとんどの支出は賃貸料(建築費)とマーケティング費用が占めているのです。
|
セブ |
バギオ |
クラーク |
マニラ |
バコロド |
イロイロ |
教育運営 |
教育運営費 |
中 |
中 |
中 |
中低 |
中低 |
中低 |
教師人件費 |
中 |
中 |
中 |
中 |
中低 |
中低 |
管理者人件費 |
高 |
中 |
中低 |
中低 |
低 |
低 |
スタッフ人件費 |
中 |
中 |
中 |
中 |
中低 |
中低 |
施設 |
賃貸料(建築費) |
高高 |
高 |
中低 |
中低 |
低 |
低 |
施設補修・管理 |
高高 |
高 |
中低 |
中低 |
低 |
低 |
食事 |
食費 |
中 |
中 |
中 |
中 |
低 |
低 |
一般運営費(現地費用) |
高 |
中低 |
中低 |
中低 |
低 |
低 |
マーケティング・広告費 |
高高 |
中 |
中低 |
低 |
低 |
低 |
▲フィリピン語学学校の主な支出項目とそれらに投資する費用のレベル(上記内容は学校によって多少の差があります)
学校が投資する主な費用を地域別に比べてみました。上記をご覧の通り、バコロドとイロイロの学費がなぜ他の地域に比べて安価なのかが理解できます。また、賃貸費とマーケティング費用が高いことからセブ地域の学費が高い理由となります。
もちろん、全ての語学学校がそうではありませんが、ほとんどのセブの語学学校では月15,000~35,000ドル(いくつかの学校はそれ以上)を広告・マーケティング費用に費やしています。日本・韓国・台湾・ベトナムにて学校はイベントの開催やエージェントの事務所を訪問し、それらの国に事務所を設けている学校もあります。このような努力で【フィリピン語学留学=セブ留学】という公式が浮かんでいます。その反面、マーケティング費用はそのまま学費に影響を与えるのが事実でもあります。
マーケティング費用に30,000ドル以上費やしている学校は多く、学費の高いセブの語学学校がここに含まれます。もしマーケティング費用をなくしたら、学費は4週当たり約150ドル以上下がる効果がありますね^^;
広告・マーケティング費用に劣らず学費に影響を与えるのは賃貸料(建築費)です。学生に満足してもらえる豪華で快適な施設の為に多くの学校は先を争って施設の高級化に力を入れています。海外留学では、安全と学業のために衛生面や便利面だけ考えれば学費がここまで上がることもないんですけどね…
皮肉にも教育運営費と人件費はどの地域も大きな差がありません。実は教師の人件費の平均は、マニラ・クラーク・バギオがセブよりも高いんです!
学校の評判・授業の質はその学校がどれだけ時間を掛けて努力や投資をするかだと思いますが、他に力を入れる前に教育面に関してもっと投資するべきでは?と疑問に思います。
今後フィリピン留学を検討している方へアドバイス‼
イロイロやバコロドの語学学校はあまり知られておらず誤解を受けることがありますが
【学費が低い=学校の質が落ちる】
ということではありません。
前述した通りマーケティング費用や賃貸料を抑えている分学費を低く維持できています。
逆を言うと、セブ地域の高い学費の学校が教育の質が良いということもイコールにはなりません。学費が高い一部の学校は、教育面以外に大きく投資をしており、実際は金額のわりに質が良くないということもあります。
学校選定の際は見た目や金額だけにとらわれず学校を熟知したカウンセラーへお問い合わせください!
以上フィリピン語学学校の学費事情でした!
選択次第で1週費用で4週留学を実現できる!

金銭的理由で4週留学を断念して1週留学で妥協するな!
この記事のテーマは1週分の留学費用でもやり方次第で4週留学も可能だという事をお伝えするものです。
フィリピン1週留学と4週留学の学習成果の差は大きいです。
英語初級者が1週留学にチャレンジした場合なんとなく日々を過ごし何かしっかりしたものをつかむ前に帰国してしまうパターンが多いです。これは失敗留学です。
これが4週留学ですと3週目くらいから講師との英単語のキャッチボール会話が可能になってきて、帰国後は海外旅行に出かけても一人で何とか対応できる最低限の英語力と度胸がつく人が多いです。こちらは成功留学です。
『本当は4週留学したいけどお金がないから1週留学で妥協しよう』と考える方がおられると思います。でもそう判断されるのは早いです。
ではなぜそのような事が可能かのからくりについて簡単にご説明いたします。
4つの学校の比較

まずは実際の数字比較です。1週留学対象学校のS校とQ校はセブ、We Academyはイロイロ、ILPはバコロドに所在いたします。
学校名 |
期間 |
学費 |
現地費用 |
航空券 |
総合計 |
S校 |
1週 |
90,600円 |
21,630円 |
50,000円 |
162,230円 |
Q校 |
1週 |
91,300円 |
16,254円 |
50,000円 |
157,554円 |
We Academy |
4週 |
103,000円 |
18,900円 |
50,000円 |
171,900円 |
ILP |
4週 |
95,000円 |
25,200円 |
50,000円 |
170,200円 |
各学校のコース内容とお部屋のタイプは以下となります。
学校名 |
所在地 |
お部屋タイプ |
コース内容 |
S校 |
セブ |
3人部屋 |
マンツーマン4時間+グループ4時間 |
Q校 |
セブ |
2人部屋 |
マンツーマン6時間+グループ2時間 |
We Academy |
イロイロ |
3人部屋 |
マンツーマン4時間+グループ2時間 |
ILP |
バコロド |
3人部屋 |
マンツーマン5時間 |
※フィリピン留学の基本支出は学費、現地費用、航空券の三本柱です。こちらでお小遣いを除いたほとんどの経費をカバーしております。
※学費は授業料、食費、寄宿舎滞在費、お部屋清掃費用などで構成されております。
※現地費用は留学に伴う実費です。留学に必要なフィリピン政府発行の公式書類の取得費用、教科書代、空港からのピックアップ費用、光熱費などがこちらに含まれます。1週~4週で1万5千円~3万円ほどかかります。現地費用は学校到着後にペソで直接学校にお支払いします。
※航空券は便宜上一律5万円といたしました。セブもイロイロもバコロドも大体そんな所ですが、時期により高くなる場合がございます。
※上記の金額(航空券費用を除く)はフィルイングリッシュが実際にお見積書で提供している金額です。(2019年2月現在)。フィルイングリッシュの学費割引も適用されています。
※セブのQ学校は3人部屋を提供していないので便宜上2人部屋の学費を提供させていただきました。
※上記金額は円高や円安の為替レートによって上下します。但し皆同じレートを基準に使っているのでたとえレートが変わったとしても学校間の差額比率は同じになります。
1週費用で4週留学費用を捻出できるワケ

上記の表の金額を見られびっくりされた方もいらっしゃると思います。1週留学も4週留学もほとんど出費に代わりありません。ではなぜこのような数字になるかについてご説明いたします。
まず知っておくべきことは1週留学も4週間でも航空券費用は同額であるという事、そして現地費用もあまり変わりないという事です。フィリピン留学の三大支出は学費、航空券、現地費用ですので、その3分の2は金額がほとんど変わらないという事になります。
残り三分の一にあたる学費部門で4週も1週もあまり変わらない結果になったのは4週でコストパフォーマンスのいい学校を選んだから。それとどの学校でも1週留学の価格を割高に設定しているので(たとえば1週留学費用は4週の4分の1ではなく、4週の40%などに設定)差額がさらに縮まります。
4週留学でコストパフォーマンスのいい学校を選べば1週留学と変わらない金額で留学実現可能という事になります。
学費が高い学校より低い学校のほうが劣るのかという疑問について
1週間留学費用で4週留学実現を可能にする諸条件についてお話いたしました。但し前提はやはり学校が提供する学費の値段が安いという事です。これが高ければ4週マジックは成立いたしません
セブの2校は基本学費が普通あるいは少し高く、バコロド校とイロイロ校は安いです。
ここで『学費が高ければ高いほど指導が優秀で生活環境も充実しているのではないか』と考える方もいらっしゃいますね。検証いたします。
施設面
本日ご紹介させていただいた語学学校校舎の施設は皆大変立派です。平均点を軽くクリアしています。ただ寄宿舎に関してはセブのQ校は劣ります。平均以下です。その他3校は平均以上です。学費と生活環境は一概に比例するわけではありません。(We Academyは施設の劣化が目立つ学校でしたが2019年3月に綺麗な新キャンパスに移転。)
学術指導面
上記4校中ILPを除く3校は指導力が高いです。英語レベル中級、上級の生徒も対応できます。一方ILPは英語初級者をイングリッシュスピーカーに育て上げる事をメイン指導としております。集まる学生は英語初級者ばかりですし、講師のレベルも高くありません。但しだからと言ってILPをばっさり切り捨てるのはちょっと違います。この学校は英語ビギナーばかり扱っているので初級者の扱い方をよく知っていますし、我慢強くわかるまで繰り返しやさしく説明する部分では長けております。ちょっと粋で気の利いた英語表現を使いこなせる先生より、我慢強い先生を渇望する生徒はかならず存在いたします。中級、上級レベルの方は敬遠すべき学校ですが英語ビギナーにとっては立派な選択肢になります。
食事面
食事面でバコロドとイロイロ校はセブの2校に大きく劣ります。学費が安い分どこかでつけが回ってきます。それでもごはんとスープは普通に食べられるので好き嫌いが多い方は日本からのり、ふりかけ、インスタントスープ、梅干し、その他物持ちのいい食べ物を持ち込まれる事を推奨いたします。
一般的な格安校のメリット・デメリット
一般的に格安語学学校は定員40~50人の小規模学校が多いです。小さな学校では友達を作ったり先生と仲良しになれやすいですが、学生の層が薄いです。学生の層が薄いとグループ授業などで学生のレベル分けがきちんとなされないままいろいろなレベルの学生がひとつのクラスに参加するというネガティブな現象が起こりやすいです。
小さな学校では付帯施設にあまりお金をかけない傾向があります。We Academyのトレーニングジムはしょぼいです。ILPにはありません。外の有料ジムに通う学生も結構います。1か月1,000~2,000円程度です。
中規模、大規模学校では校内に充実したスポーツジムが設置されているのはもちろんの事、サウナや打ちっぱなしゴルフ練習場などを備えている所もあります。スケールメリットです。
格安学校は田舎が多いのでマニラやセブのような娯楽盛り場が決定的に少ないです。但しその分治安は大都市よりだいぶいいです。
それと田舎は綺麗な海がたくさんあります。セブがフィリピンの綺麗な海の代表のように日本では思われているふしがありますが、手つかずの本当に綺麗な海は田舎にあります。
1週と4週では学習面で差がでますか?
はい。はっきり差が出ます。特に英語初級者が英会話習得目的の場合には留学期間の長さが上達にがかなり大きな影響を与えます。
以下の場合は1週留学でも効果的
ここまで1週間費用で4週留学できる現実的な案を示させていただきましたが、仕事の都合上どうしても1週しか時間をとれない方もいらっしゃいます。
たとえ1週という短い時間でも効果的な留学を達成できる場合がございます。以下その例をいくつかご紹介いたします。
目的がはっきりしている方
目的がはっきりしている方には1週留学でも効果的です。たとえば旅館の仲居さんやホテル勤務の方々。宿泊施設内の英語というのは範囲が狭くほとんど決まっています。外国人が増えた病院のお医者さん、英語中級者で発音やスピーキング力だけ強化したい方、社内英語をきちんと使えるようになりたい方など。
1週間という短い期間でも目的がはっきりしているのであれば日本に帰国しても実践ですぐに役立ちます。
英語ビギナーでも渡航前に単語を暗記された方
たとえ英語初級者でも渡航前に中学英単語だけでもきっちり暗記された方でしたら大きな成果を期待できます。
フィリピンではどういう場面でどのように暗記した単語を使うのかを習い、授業中の実践でためします。中学英単語など最低限の語彙を知っていれば最初の授業から単語単位のつたない英会話でも講師とのコミュニケーションが可能になります。そしてどんどん話す言葉が長くなっていきます。
これが何も準備できていない状態ですと、先生の話を聞きっぱなし、何を話しているのかわからないという状況から脱出できずそのまま帰国という事になりかねません。
英語初級者の場合には渡航前の学習準備が成功のカギを握ります。
フィリピン留学は二度手間になるので最初からネイティブ指導がいいという主張について
:フィリピンでなるべくネイティブから授業をたくさん受けたいです。ウェブ上を見ますとフィリピン留学してもネイティブに通じないという記事がありました。二度手間になってしまいますので最初からネイティブマンツーマンをフィリピンでうけられる学校を探したいです。
フィリピン英語でネイティブに通じます!
フィリピンの語学学校で英語を学んでもネイティブに通じないというのは乱暴な論調ですね。
この理屈で行きますとフィリピン人の英語は世界で通じないという事になってしまいます。
フィリピン人口の十分の1程度は海外に出稼ぎに行きます。世界で彼らが積極的に雇用される一番大きな理由のひとつは英語が通じるからです。言語のコミュニケーションで不具合がないので彼らを積極的に雇い入れます。
フィリピンでは現在アメリカの会社を代行するコールセンタービジネスが盛んです。アメリカ人の消費者は相手がアメリカのオペレーターだと思って問い合わせや質問をしています。ですが実際に対応しているのはフィリピン国内の事務所にいるフィリピン人女性たちです。ネイティブと変わりない英語力と会話力を持っているからこそ成り立つ職種です。
今は日本でも有名になったフィリピン留学ですが、日本からだけでなくアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなどで学習される現役日本人留学生が英語学習のためにフィリピンに渡航するケースが目立ちます。この現象は欧米諸国に実際住んでいる人たちが英語が母国語の国よりフィリピンのほうが英語力が伸びると感じているからです。
フィリピンで英語は公用語ですが母国語以外の第二言語です。言語能力に差がでますし、あまりうまくない人もいます。語学学校の講師ではなく、このような英語があまりできない特定の人たちを基準としてフィリピン語学学校全体の英語力を論じているのであればうがった見方と言わざるを得ません。
フィリピンセブ島にあるコールセンター。欧米資本の企業が多く、顧客は欧米人がほとんどです。
英語学習は二段階ある
英語学習は大まかに2段階に分かれます。第一段階は最も基本的な英語を学習する事。英語の基礎をしっかり整えれば世界で英語を第二言語としてコミュニケーションツールとして使っていく方たちとの交流はもちろんの事、ネイティブたちとの会話もできます。
但しこの段階でネイティブの使う豊富な表現力や独特の言い回しのレベルまでは到達できておりません。
ですがこの水準でもネイティブが使う英語を使えなくてもネイティブと十分英語でコミュニケーションはとれます。それでよしと判断して留学をやめても問題ありません。
その次のステップとしてはネイティブに近い流暢な英語を目指す事。 上司がネイティブだったり、顧客が欧米人中心だったり、欧米企業に働いている場合にはある程度相手の英語に合わせなければなりません。
ネイティブ英語至上主義を信じてやまないかたくななネイティブも残念ながらたくさん存在いたします。
フィリピン留学の基本学習は英語の基礎固めや英語試験検定対策ですが、集中的なネイティブ英語訓練を受ける事も可能です。
フィリピンのどこでネイティブ授業を受けられるか
フィリピンのセブ、マニラ、バギオなどいくつかの地域の語学学校ではネイティブ講師を在籍させております。
但しネイティブ講師の集中的な指導を受けられる環境はマニラ北90kmにあるアンヘレス・クラーク地域に限定されます。この地域には大きな欧米人居住圏があるので、ネイティブ講師を確保しやすいという環境があるからです。講師もアメリカ人だけでなくイギリス人、カナダ人、オーストラリア人、ニュージーランド人など様々です。彼らから集中的にマンツーマン授業を受けられます。
セブや他地方にもネイティブ在籍の学校はいくつかございますが、学生指導というよりは講師自体の指導をメインに行っております。人数も多くありません。校内のフィリピン人講師を指導したりグループ授業で学生を指導する事がメインです。
写真はクラーク留学院というアンヘレスのネイティブ専門語学学校でアメリカ人講師からマンツーマンレッスンを受ける日本人生徒
フィリピンで最初からネイティブ英語に入るのはおすすめしない
冒頭でウェブ上でフィリピン人から英語を習うのは2度手間になるので最初からネイティブ指導がいいと主張する人たちがいると紹介いたしました。実際『フィリピン人の英語力』というキーワードを叩けばそのような主旨の記事をたくさん見つけられます。
最初からネイティブのみの指導をうけるのも立派な方法です。但しフィリピン留学で英語初級者がフィリピン人講師をスキップしてそのままネイティブに指導してもらう方法はおすすめいたしません。
リスクが大きいからです。ネイティブはまずそれほど親切丁寧ではありません。自分の普段着の英語を使います。スピードも速いです。初級者はぶちあたる壁が最初から高いという事です。当然挫折する人も出てきます。
フィリピン講師は発音もネイティブほどきれいな人が多いわけではないですし、かっこいいアメリカ的表現を使うわけでもありません。(フィリピン人英語をこき下ろす記事の中にはフィリピン人はアメリカ英語を全然知らないというものがありますが、それは違います。テレビや映画などでアメリカ英語はフィリピンに氾濫しています。)
ですがなるべく学生のレベルに合わせて教えようとします。我慢強いと言っていいでしょう。
最初は単語のキャッチボールです。それが慣れてくると短い文章のやりとりになります。そしてある程度長い文章ができる会話へと移行します。
自分のつたない英語でも相手に伝わるという楽しさから入るのでモチベーションが上がっていきます。英語学習が楽しくなってくるので失敗挫折する人たちが少ないです。
こういう人は最初からネイティブでもOK
英語レベル中級者、上級者で一段階上のネイティブ英語も学びたい。このような方はフィリピンでもそのままネイティブ講師の集中指導を受けられる学校に行かれてよろしいかと思われます。
それと接客などで今すぐネイティブと英語で簡単な意思疎通が必要な方。ハードルは高いですが、それでも仕事の役に立つと思います。
英語の基礎固めは欧米よりフィリピン
英語には基礎段階とネイティブレベルまで引き上げる段階があると説明させていただきました。
より重要なのは前者です。基礎段階ができると英語を第二言語として使用する人々やネイティブともある程度コミュニケーションをとれるようになるのでここまで来れば英語を放棄する事はなくなります。あとは努力して伸ばすのみです。
フィリピン留学に欧米諸国の日本人現役留学生が直接留学する事は少なくありません。欧米留学失敗例でアメリカの語学学校に1年いたが英会話もろくにできないという相談者の愚痴を聞く事もあります。
フィリピン語学学校に1年滞在して英会話ができない人はほとんど見た事がありません。
これは講師1名生徒1名のマンツーマン授業、朝から晩まで決まったスケジュールの実施、
学校ルール順守と門限の徹底、校舎寄宿舎ワンセット型の学習しやすい環境が整っているかからです。
フィリピン留学では欧米留学でよく見られる失敗例がほとんど見られないのが美点です。長期留学すれば皆ある程度のレベルまで英語を引き上げる事ができます。
但しある程度英語力があり、英語を使って何かを学ぶという場合には断然欧米留学です。フィリピンとでは教育レベルが違います。あるいは英語力中級者が欧米諸国にわたって英語を学ぶというのは強く推奨できます。
PINESメイン, HELPロンロン, MONOLの違い
お客様からバギオ3大名門語学学校と呼ばれるPINESメイン、HELPロンロン、MONOLの英語基礎学習指導およびその他の違いについてお問い合わせがございましたのでご説明いたします。
教育アプローチの違い
PINES、HELPロンロン、MONOLはバギオ3大名門學校として名高いです。3校共英語初級者に英語の基礎を叩き込む指導に定評がありますが、教育アプローチは全く異なります。どちらも実績と経験が豊富ですのでどの学校がご自身の感性に一番合っているかを見極める必要がございます。
この学校は典型的な管理型です。朝のオプション授業は参加自由ですが正規授業が夕方まで続き夕食後に義務参加のオプション授業、その後に2時間の義務自習に突入いたします。義務自習する部屋は各自振り当てられていてきちんと勉強しているかどうか学校スタッフが巡回します。管理型のタイムスケジュールが毎晩10時頃まで続きます。この繰り返しです。学生は何も考えず学校が示す道をがむしゃらに突き進めば自然に英語が伸びるという寸法です。
学生の充実度、満足度が高いですが頭を押さえつけられるような指導方法が合わない方にはおすすめできません。
この学校もPINES同様管理型です。朝7時から夜11時30分までのタイムテーブルがございます。平日外出禁止です。ただPINESより正規授業数は多くないので授業間に空き時間が結構できます。自習時間を確保しやすい分、マイペースで勉強されたい方に向いています。
比較的自由に過ごしやすい環境にはありますが不正解なら罰金という強烈な単語試験、夜9時から11時30分まで指定場所での強制自習などがあります。甘い学校ではありません。
ただ明確なタイムテーブル指示がないとだれてしまうような方には向いてないかもしれません。
PINESやMONOLと違いMONOLは平日夕方5時から夜9時まで外出できます。外出時間帯にスポーツ系、文科系、学術系オプションクラスが用意されており、参加は自由です。夜もPINESやMONOLのような強制自習はありません。だからと言って放課後の夕方以降は自由に遊べるという事ではありません。
この学校は授業と復習でワンセットという考え方をします。教科書も授業用のオリジナルと放課後の自習テキスト、2冊を一つの科目で用意しております。
英語初級者の方が復習用のテキストをこなすのに最初の4週は4~5時間かかるようです。
強制はないですがみずか勉強しなければならないと思わせる仕組みがきちんと備わっています。
ただここもHELPロンロン同様自己コントロールが甘い方は向いてないかもしれません。
学術指導内容の違い
PINES
PINESの一番基本コースは正規マンツーマンクラス4時間と正規グループ授業4時間のPower ESLです。科目は固定です。レベル別で受講科目が若干変わりますが学生が科目を指定して変更する事はできません。
マンツーマン授業では主に話す、書く、読む、発音矯正、文法など英語の基本を区分けして行います。
グループ授業は2時間をリスニングに充てます。その他は実際に使われている生きた英語表現を学ぶパターンイングリッシュ、他の学生との英語のコミュニケーション力を深めるディスカッション、などが充てられます。
英語の一番基本的な部分はマンツーマン授業で行い、英語の表現を広げていく応用編はグループ授業でやります。
PINESは英会話力指導を強調しながらも読む、聞く、書くのバランスのいい英語力を育成させるカリキュラムとなります。
HELP
HELPロンロンの基本コースはマンツーマン5時間、グループ2時間のESL-5コースです。マンツーマン5時間はPINESと同じく話す、書く、聞く、読む、発音矯正、文法など英語の一番基本的な部分を学習します。
PINESと違うのは学習科目を相談して決められる事。自分が特に強化したい部分をピンポイントで集中的に学べます。PINESではグループ授業でしかできないマンツーマン授業でのリスニング強化も可能です。
グループもPINES同様にディスカッションやパターンイングリッシュなど英語の表現力を豊かにする科目が並びます。
ただHELPロンロンにはグループ内のメンバーがコントや演劇を作って他の学生に披露したり、料理を作って他の学生にふるまうなど、チームワークで協調しながらひとつの目標を達成するようなユニークな科目もあります。
写真はグループ授業のメンバーたちがスイーツを共同で作っている様子。
MONOL
MONOLの基本コースはマンツーマン3時間、グループ4時間のRegularコースです。
マンツーマン授業ではリスニングとスピーキング2時間とリーディングを1時間やります。グループ授業はスピーキング(2時間)、ライティング(1時間)、発音(1時間)となっております。
MONOLのグループコースではPINESやHELPのような応用型ではなく、英語の最も土台的な部分をやります。他にあまり手を広げずにマンツーマン授業で習った領域をグループ授業で応用していきます。マンツーマン授業もグループ授業も共通の英単語、英語表現が出てきます。
この学校はオリジナルと復習用の2つのテキストを一つの科目に使用すると言いましたが、カリキュラムでもマンツーマン授業で習ったものをグループ授業で復習するという構図がみられます。
あまり分野を多岐にわたり広げるような事はせずに基本的な部分をきっちり叩き込んでいきます。
この学校もPINES同様科目の変更は基本できません。
写真はMONOLの学生が大勢の学生の前で英語でプレゼンテーションしている様子。
立地、利便性と周辺環境
周辺環境で言えばPINESメインキャンパスがかなり優秀です。周辺には高級ホテル、カフェ、乗馬クラブ、別荘(大統領が使う別荘を含む)などがあります。バギオでは名の知れたステーキ屋さんやビザ屋さんも近くです。周辺は緑が多いのでここちよい散歩もできます。
PINESメインキャンパスはバギオシティ中心地から少し離れていますが、栄えている土地ですので人々が集まるような場所です。軽井沢と少し感じが似ています。
写真はPINESメインキャンパスの目の前にある乗馬クラブ。会員だけでなく一般の人も気軽に利用できます。
HELPロンロンは山々が連なる中腹にあります。周りは山なので空気はいいです。ただ周辺はなにもありません。バギオシティへ行くのも他の学校よりは少し遠いです。最低でも30分の移動距離が必要です。他の事に気を散らせないで学業に専念できる環境があります。キャンパス敷地内に独立した食堂があり、有料でうどん、インスタントラーメン、のり巻きなどを食べられます。
写真は山の中に囲まれているHELPロンロンのキャンパス風景。
MONOLも山の中腹にありますが、HELPロンロンほど深々としておりません。学校周辺はお店や民家が多い生活圏です。バギオ中心地も遠くないので外出時間時に余裕をもって行き来できます。正面玄関の前にコンビニと韓国料理店があります。
施設と付帯施設
施設は3校共綺麗です。不満は感じないでしょう。ただPINESメインキャンパスは2018年5月のグランドオープンですので建物は非常に新しいです。付帯施設はMONOLが優秀です。
3校とも立派なスポーツジムがあります。ただMONOLはスポーツジム以外にもサウナ室、野外ゴルフ練習場、ヨガルームなどを用意してあります。無料です。
EOP
3校の中でEOP(英語のみ使用ルール)を実施しているのはMONOLのみです。PINESメインとHELPロンロンキャンパスでは行っておりません。但し英語力中級上級レベル専門学校である同じバギオにあるPINESチャピス校、HELPマーティンス校ではEOPが徹底しております。
写真はEOPを指示しているMONOLのポスター。日本語など英語以外の言葉を使えばペナルティが発生します。
お部屋のタイプ
PINESは4人部屋、6人部屋などの多人数部屋を提供しておりますが、他の語学学校より広いです。多人数部屋でもそれほど閉塞感は感じないでしょう。この部分は注目するに値します。写真はPINESメインキャンパス6人部屋。
学校名 |
お部屋のタイプ |
PINESメイン |
1人部屋、2人部屋、4人部屋、6人部屋 |
HELPロンロン |
1人部屋、2人部屋、3人部屋、4人部屋 |
MONOL |
1人部屋、2人部屋、3人部屋、4人部屋、6人部屋、1人部屋(セミ)、3+1人部屋 |

写真はHELPロンロンの寄宿舎表側。
※お部屋に同居する人数が多ければ多いほど宿泊費は安くなります。
※PINESメインとMONOLは6人部屋を提供しているのでこれらを利用なされば支出をかなり抑える事ができます。
※MONOLには1人部屋と1人部屋セミタイプ2種類がございます。セミタイプではトイレとシャワーは隣の同性のお部屋の方と共同使用するタイプです。
※MONOLの3+1人部屋は学生3人と同性講師1名が同居するタイプのお部屋です。
食事
食事は3校とも悪くないと思います。食費に関してはフィリピン留学業界の相場より支出を多く割いていると聞いております。3校とも韓国、台湾、日本の他いろいろな国から学生が集まっているので韓国料理一辺倒のような料理パターンではありません。
注意点ですがPINESメインとHELPロンロンは土曜日はブランチのみ提供し、土曜日の朝と夜は食事を出しません。日曜日と祭日はブランチと夕食は提供しますが朝食は出しません。
MONOLは平日、祭日、週末問わず朝、昼、晩、3食の食事を提供いたします。写真はMONOL
の朝食です。
洗濯
洗濯は週1度ほど出せます。洗濯、乾燥した状態で戻ってきます。
HELPとMONOLは無料。PINESは有料です。PINESの場合1回7kgまでの洗濯重量で100ペソの支払いが発生します。但し有料な分、いつでも洗濯に出せます。
写真はMONOLの屋上にあるコインランドリーコーナー。MONOLは洗濯を無料で出せますがコインランドリーで洗い、乾燥させる事もできます。
フィリピン2年留学は可能か ?
ひとつの語学学校で2年留学される方はほとんどいない
: 2年間留学は可能でしょうか? 可能の場合費用はどれくらいになるのか できない場合、何年間可能なのか。
: フィリピンのどの語学学校でも2年連続学習可能です。
但し2年連続同じ学校という条件でお問い合わせされた方は今まで一人もおられません。
理由は大きく二つ。
学校には得手不得手がある事。英会話が強い学校。試験対策に定評がある学校。英語の基礎固めに強い学校など区分けされます。
なので1年など
二つ目はフィリピン留学は2年も必要ないと考える人が多い事。
長い人でも大体1年くらいですね。たとえ英語初級者であってもそれでだいたいご自身が設定したゴールを達成できます。
留学の基本単位は12週
英語初級者でフィリピン留学を一定期間で考えている方は12週留学が多いです。
英語初級者が日常生活で不自由なく話せるようになる期間が大体フィリピン留学12週だからです。
但し、論理的な話、ディベート、長い話をできるまでにはもっと時間がかかります。
単語のつなぎつなぎではなく、ある程度の長さの文章になったスピーキングを狙います。
12週でも海外での生活などはこなせるようになりますが24週ですとだいぶ自信のつき方が変わってきます。
たとえば現在相談中の方がいらっしゃいます。英語初級者でも24週でビジネス英語ができるようになるまでもっていきたいという希望です。
この方は最初の12週をセブの○○という学校で学習して基礎を固めます。後半の12週はクラークの○○という学校でネイティブ講師からマンツーマン授業を受けてネイティブ英語をならせるようになるプランを立てています。
どの学校でも得意な分野とそうでない分野があります。1つの学校にずーっと居続けないのはそのためです。
ご指定の○○学校なら最初の12週を基礎英会話、次の12週をひとつのセンテンスで流暢な英会話を目指すという24週留学でよろしいかと思われます。
後半は試験対策、ビジネス英語などを学ぶ
留学半年以降は別の設定をします。大体試験対策が多いですね。
日本の就職に絶大的な影響力を持つTOEIC 。そこから12週で800点狙えます。700点以上で日本の企業に英語ができると認められます。24週ですと少しゆったりしたペースで900点以上と獲得するという感じです。24週ではなく12週でも900点取れる人は結構います。
次はTOEFLかIELTSを目指すパターン。

TOEICと違ってIELTSとTOEFLは難易度が高いです。必死に勉強しないと点数をとれません。
後半24週でTOEFL60点~80点、IELTSなら6.0~6.5点。
TOEFL70点、あるいはIELTS6.0以上なら海外の大学でもついていけると思います。
IELTS6.0なら海外就職もだいぶ有利になります。
但し試験が難しいので留学生活は結構きびしいものになります。
IELTSやTOEFLを目指すなら○○校では厳しいです。
1年半から2年の期間留学を許されるのであればIELTS7.0 をめざしてもいいと思います。
7.0ですと達人域です。英語は読む、書く、話す、聞く、どの分野でも高度な力がつきます。
それではご指定の○○校について簡単にご説明いたします。