効果的なIELTS学習方法
CNS2 General Manager:JOHN LEE
わずか10年前は、IELTSは人々に馴染みのない試験にすぎませんでした。
しかし、世界的に海外留学や移民を計画する人々の数が増加するとともに、2018年には年間受験者数が350万人を記録するほどIELTSは浸透し、世界中の大学・専門職・移民局を含む10,000ヵ所の期間で認められ、英語能力を証明することができる指標とされています。
今回は最近IELTS7.0の高得点を取得した学生の声も反映してIELTSの効果的な学習法について記事をお届けします。
信頼度の高い試験IELTS
外国に移住、海外の大学へ進学、仕事の為にIELTSのスコアが条件となる方がIELTSの学習をしています。特に英語が母国語でない人が海外に移住したい場合に最初に証明しなければならないのが英語の『実力』です。IELTSではの全てのReading,Listening,Writing,Speaking技能の結果=実力になります。スコアを上げるための小手先だけの技術でなく、英語をしっかり理解していないとスコアは取れないためスコアがそのまま実力として認められます。英語を話せる方でも公式スコアを持っているのとそうでない場合では英語レベルの証明は大きく変わります。
実用的な英語力が結果に反映
前述した通り、IELTS試験は4技能(Reading, Listening, Writing, Speaking)で構成されており、総合的な英語力の評価を受け技能が足りない部分を安易に把握することができます。また、1対1のスピーキング試験は、試験の準備をする中で様々なトピックに対して意見をどうゆう風に表現するのかや、適切な単語や文章の構成、完璧なフルセンテンスでの話し方など自然と身に着くので、意思表現の能力を高めるのに効果的ということは間違いないでしょう。
英語のレベルが低くてもIELTSの勉強を開始できるのか?
IELTSの語学学校に勤務し、今まで最も多く受ける質問の一つであります。
IELTSという試験が難易度が高く、どれくらいのレベルからIELTSの勉強を開始しても問題ないのかというのはIELTSの経験がある方はみんな感じたことでしょう。しかし、これに関しては、1人1人の体感の難易度や英語を学んできた背景も異なる為正解はありません。
今まで様々学生の相談を受け見守ってきましたが、一般的に基準としてはIELTS4.0またはTOEIC500~600点くらいの方であればIELTSを勉強し始めてからも学習に無理がなかったように感じます。しかし、ライティングとスピーキングに関しては、ESLと全く方法が違いIELTSならではの書き方や表現法、話の構成などがある為皆さんが頭を抱える部分でもあり、専門教師の力が必要になります。
結論として、英語のレベルがまだ低い方でも一生懸命基礎から勉強すれば目標スコアを取得することができます。
単語でしか意思表示ができなかった学生が一般英語コースのESLから勉強を始め、最終的にIELTS5.5~6.0を取得したケースもしばしば見てきました。一つだけ言えるのは勉強せずに英語圏にいれば自然と英語が身に着くということはなく、英語初級者の方は時間がかかっても基礎から学習を積めば良い結果はついてくるということです。CNS2では、学生が目標スコアを取得できるよう、長年経験を積んだIELTS専門教師によって各目標スコアに合わせた体系的な教育システムを提供する為、英語初級者からIELTSスコア取得を目指す方~ハイスコアを狙う方まで様々対応できます。
IELTSは目標スコアに基づいて学習の戦略を変える必要があります。通常、海外の大学または中~中上位のランキングの大学では、最低でもIELTS5.0~6.0程度の入学スコアが必要となり、一方上位の大学または専門職(看護師・医師・薬剤師など)を勉強する学科はIELTS6.5または7.0のIELTSスコアを必要とします。
IELTS6.0を目指す学生に効果的な勉強方法は?
- 単語の勉強に投資する!
- 多くの学生は知っている単語の範囲が狭いです。これはReadingだけでなく、Listening, Writing, Speakingにも大きく影響を与えます。ほとんどの学生は、単語と意味を覚えるのに多くの時間を要します。単語の意味や同類語のレパートリーが少ないと全ての科目で問題を解くことが困難なためまず第一に暗記すべきです。
- 基礎を積む!
- いきなりIELTSの模擬テストを行なっても結果理解するのに難しいです。なので例えばスピーキングで言えば難しい質問に応えるよう練習するよりは簡単な基礎会話から練習したほうが良いですし、IELTSリスニングの場合は、問題の内容を教科書で文章を確認しながら聞き、その後文章を見ずに同じ問題を繰り返し行なうことをおすすめします。そうすることにより聞こえなかった言葉が拾えるようになり、発音や聞き覚えのない言葉の知識も増えます。時間はかかるかと思いますがしっかり着々と力を付けることができます。
- 発音の練習も忘れずに!
- スピーキングでは、ただ質問に対して話すだけでなく、文章の構成や正しい単語の使用、そして発音も厳しくチェックされます。いくら意味が理解できていたとしても発音が通じないと評価は下がります。質問にどう答えるかという文章構成に力を入れがちですが、発音もリスニング音声ファイルを聞きながら真似して練習することをおすすめします。
- スペリングミスしやすい単語は要注意!
- IELTSのテストでは、選択問題だけではなく回答を記入する問題が含まれます。その場合折角答えが分かっていてもスペリングミスをしてしまうとかなりもったいない減点になります。その為、頻繁に間違えやすい単語は特に注意して暗記しイージーミスによる減点を抑えられるようにしましょう。
IELTS7.0を目指す学生に効果的な勉強方法は?
- 文法の勉強は絶対!
- IELTS高得点を取得するために最も重要なことは『文法』です。
特にWritingとSpeakingでが適切な表現や文章の構成が必要になり、場面によっての文法の使い分けの理解度がスコアアップに左右されます。 - 全てのテストのパターンを熟知する!
- IELTSには各教科についていくつかのタイプの問題がありそれぞれアプローチの仕方は異なります。本文ですぐに答えが見つかるものだったり、記事全体の要点を理解して答えをだすものなど様々で、できるだけ多くの問題を解いて問題のタイプと解き方を理解することにより決められた時間内に効率よく問題を解くことができます。
最後に、IELTSは短期間でスコアが劇的に上がる試験ではありません。目標スコアが高いほど長期間基本学習に力を入れる忍耐やIELTSの学習に投資する時間が必要がです。何よりも様々な人のアドバイスや勉強法はあると思いますが、自身に最も効率的で最適な勉強法を見つけることが重要です。それはしっかり学習に投資した人だけが分かることです。
