バギオ留学のメリットと注意点は?

フィリピン留学でセブ留学ともに知名度の高いエリアはバギオ(Baguio)です。過去4年間弊社を通じてバギオで留学された方を分析した結果、バギオだけのはっきりした特徴とバギオ留学に合うお客様のタイプがあることが分かりました。
ここではバギオ留学に関する情報をお教え致します。自分の留学先がバギオで合っているのか留学先を決める上で重要なポイントをご紹介します。
バギオの語学学校は長年のノウハウを生かした教育システムともにプロフェッショナルな講師が多いですが、フィリピン留学を斡旋する留学エージェントでバギオ留学を積極的にお勧めする会社は少ないです。個人的にそれはビジネス的な理由からだと思います。
まず、バギオ地域について
バギオはマニラ、クラーク国際空港から遠いので、学校選択の際に躊躇する傾向があります。長い移動時間だから田舎ではないかと心配される方が多いです。
*国際空港からはかなり離れています。学校まで約4~5時間かかります。現在マニラとバギオ区間には高速道路が建設されており、2019年後半に開通されたら3時間40分まで短縮されるそうです。
*バギオは350メートル以上の高山地帯に位置する都市です。そのため、人口密度が高く、住宅も密集型です。どこを行っても多くの人たちが集まっています。
*都市インフラについても心配いりません。バギオは涼しい気候(5〜20度)により、フィリピンでは休養地として最も好まれる地域です。そのためホテルやレストラン、様々なお店が多く、現在もあっちこっちで都市開発が続いていて日々発展する街でもあります。もちろん首都のマニラやセブ市には比べられないですが、6ヶ月未満の留学の場合、大した問題はないと思います。
では、バギオ留学のメリットとデメリットについて説明します。
バギオ留学のメリット
今やフィリピンで多くなっているスパルタ語学学校を最初に始めた地域がバギオです。15年前PINESとLP学校が厳しい規則のスパルタ式教育を導入し、その時からバギオの学校は通常授業と放課後の活動まで、すべて勉強に集中できる環境づくりに努力してきました。

時代が変わって、現在では様々な国籍の学生を受け入れることに重点を置いてプログラムを運営しています。カリキュラム開発、ベテラン講師の確保、勉学雰囲気づくりなどバギオの学校は地道に良い方向に進んでいます。。もちろん、フィリピンのすべての語学学校が全般的なシステム改善に力を入れていますが、バギオ語学学校の長年のノウハウを追いつくのは容易ではなさそうです。セブ留学12週、バギオ留学12週といったスタイルで留学する方も多いのですが、過去5年間両方で留学された卒業生の声を聴くと、バギオ語学学校の勉強ムードがいいという意見が多いです。勉学雰囲気づくりは、「勉強せよ」と標識を付けるだけでできるものではありません。通常授業の満足度が高く、自然な雰囲気で質問など講師とのやろとりができる環境が大事です。また、放課後に周りの学生と一緒に勉強する雰囲気を作ることも欠かせないですが、このためには学校マネージャーや管理者の後ろのサポートがいなければなりません。

「教師が目的でバギオ留学をする」という言葉があるほどバギオ語学学校の講師の質は高いです。教師の質は講義経験の豊富さ、教育ノウハウ、講師としての資質によって決まります。
授業中に勉強と関係のない会話をしたり、時計を見る行為はバギオではありません。講師の質が良いということはIELTS、TOEFL、TOEICなどの試験対策コースでの講義スキルも優れていることを意味します。そのため、英語初心者がバギオで留学する場合、8〜12週間で基礎を固め、その後はIELTSなどの試験対策コースをとり、高得点の獲得が可能です。もちろん自分次第でセブ島など他の地域でもできますが、バギオ語学学校の方が失敗する確率は下がります。ちなみに、同じバギオでも学校によって講師のレベルが異なるのですが、2018年度に弊社を通じて留学された方の口コミ・評判によると、PINESチャピス校、HELPマーティンス校、CNS2の講師に高い点数をつけました。
バギオ語学学校の授業料は、セブ島に比べて、平均15〜20%程安いです。セブ地域は学校施設やインフラが優れているのでバギオの学校が格安なのは当たり前なんです。もし同じ価格帯でカリキュラムや講師のレベルを重視するならバギオの学校をお勧めします。

最近バギオ語学学校協会(BESA)は、留学エージェントのバギオ地域学校の学費割引に対して強く規制をかけています。割引率は上限5%までで、どこのエージェントも同じです。したがって、バギオ留学を決める際には、留学エージェントの現地サポートなど顧客サービス面に重点を置いてご検討することをお勧めします。
バギオ留学のデメリットと注意点

バギオ語学学校の施設は、セブ島に比べるとやや落ちます。一部のセブ語学学校やセブ留学がメインのエージェントは、この点を浮き彫りにしたりしますが多少誇張された面もあります。
バギオ語学学校の中で留学生活に支障が出るくらい設備面で問題がある学校はなく、学校側も施設改装や新築工事を通じて、良い環境づくりに力を入れています。ちなみにバギオ留学で良い施設の学校を探しているなら、この春に新校舎へ移転したPINESメイン校(パインス クイサン)、そしてWALES、BECI、PINESチャピス校などがあります。

バギオについて知り尽くしている弊社は、雨季がバギオ地域の最大の短所だと判断しています。毎年7月から9月までは雨季で、この期間中は7割の日が雨です。雨の日が続くとジメジメするし、部屋の湿度も高くなり、気分もすぐれないです。場合によっては、カビが発生してオフィスに処理を依頼することもあります。
時々雨が降ると涼しくて綺麗な風景をみることができますが、毎日のように雨が降ると気分もブルーになってしまいます。学校は湿気対策として除湿機を置いたりしますが、やはり気分はブルーになりがちです。ですので、バギオ留学するならなるべく雨季を避けることをおすすめします。

留学生にとっては、長所でもあり短所でもあります。バギオには、クラブなど大人の遊び場がほとんどありません。放課後や週末はクラスメイトとSMショッピングモールで遊んだり、ビール屋で飲んだり、和食・中華料理屋などでグルメを楽しんだりします。日帰りや1泊2日でツアーに出かける生徒もいますがおすすめできるスポットはあまりありません。
バギオ留学では勉強以外のものは期待しない方がいいです。
結論としては、
学業に専念したいと思う方!本気に英語を伸ばしたい方ならバギオ留学は皆さんをがっかりさせないと思います。
他の地域で留学した友人に比べ、英語力が飛躍的に向上したという卒業生の話をよく耳にします。以上、経験に基づいてバギオ留学全般の現状について説明させて頂きました。バギオ留学をご検討している方に少しでもお役に立てれば幸いです





