セブ島留学CPIマネージャーのインタビュー:人気の秘訣からクレームまで聞いちゃいました!
記事の作成日:2017年4月27日(土)
こんにちは。フィルイングリッシュ留学相談デスクの高橋です。
フィルイングリッシュはフィリピン留学の最新情報を発信するために、フィリピン留学の語学学校を定期的に取材しています。今回の取材訪問は、2017年4月セブ島留学の大人気校CPIのジェネラルマネージャーOwenさんを1時間ほどインタビューしたものです。

△セブCPI校の多国籍マネージャー陣。
左から2番目が日本人マネージャーRYOさん、一番右の男性が今回インタビューしたOwenさん。
フィリピン英語留学+ホテルサービス=『留学サービス』を目指すCPI校
フィルイングリッシュ(Phil English、以下PE):こんにちは。フィルイングリッシュのTakaです。先週から1週ほどCPI取材で滞在しているのですが、平日はいつもお忙しいようですね。
CPI:そうですね。平日は在学生のケアや管理などで、忙しい日々ですね。
掃除重視の校内管理?

△寄宿舎B棟から見たCPI。左がA棟、右が教室棟です。
PE:CPIの朝の様子ですが、フィリピン人掃除スタッフの方が多いですね。校内を走って回る各国のスタッフも良く見かけますし、毎日の掃除なのに本格的すぎる感じがします(笑)
CPI:実はCPIは掃除に格別に力を入れています(笑)。
CPI在学生のお部屋はもちろん、廊下、建物内外の清潔さの管理を厳しくしています。特にプールは毎日3時間以上もかけて掃除してます(笑)プールの場合、形だけでなく、子どもからシニアの方まで安心してご利用頂きたいです。
走り回ってるスタッフは日韓、台湾・ベトナムスタッフの新人さんだと思います。学生様のサポートは清潔な留学環境の管理からだと思うので、各国のマネージャーがフィリピン人スタッフの掃除を管理しています。

△大講義室。新築できれいな上に、非常に清潔に管理されています。
『留学サービス』について
PE:校内掃除の格別な管理、面白いですね。CPI校長先生とお話をしましたが、CPIが「英語留学+ホテルサービス」を目指しているとおっしゃっていました。語学学校でホテルサービスを提供することは少し違和感があるのですが、CPIのホテルサービスは具体的にどのようなものですか。
CPI:校長は、管理者を含む全てのCPIスタッフに、サービス精神を持って仕事に取り組むよう教育しています。
どの語学学校にも、全ての留学生が快適に留学生活を送るための校則が必ずあります。
ただし、CPIでは留学生を校則で厳しく管理・監視することには慎重になっています。校則が厳しくなりすぎると、本来重視すべきところが見えにくくなることもありますから。
本来、語学学校が提供する価値は、英語力向上という教育の部分です。そしてそれを実現するために生活・環境面でのサービスが必要という認識です。語学学校の本来の価値に加え、「ホテルレベルのサービスを提供する」、それがCPIが思う「留学サービス」ですね。
PE:CPIが考える良い「留学サービス」として普段どのようなことをされているんですか?またCPIと他校との違いは何だと思いますか?
CPI:CPIは留学中の生活レベルをホテルサービスレベルにしようとしています。
管理者一人ひとりは語学学校の管理者であると同時にホテル管理者であると意識しています。各管理者はサービス部門によって違うユニフォームを着用し、担当部門に責任を持ってサービスを提供しています。
他の語学学校との違いは実は表現が難しいですが、『留学生を尊重する姿勢』と言ったら一番近いかもしれません。この小さい違いが集まって大きくなり、留学サービスへになる、そしてCPI留学生の満足につながっていると思います。
CPI留学生は誰でも校舎のフロントデスクで全ての手続き、各種依頼、授業・講師の変更、掃除などサービスについてのご意見を出すことが出来ます。もちろんクレームも受け付けています。
クレーム対応について

△CPI校舎1階のフロンドデスク。
PE:生活面、そして授業に関するクレームはどのように対応していますか?
CPI:クレームに関しては原則当日に解決するようにしています。
比較的単純なこと、例えば掃除や洗濯、ルームメイトに関することは、すぐ解決できるので当日対応にしています。講師変更は、講師のスケジュール調整の関係で翌週の月曜日からの変更になります。

△フロンドデスクで各種依頼、手続き、クレームについて案内しています。

△寄宿舎廊下の窓から見た外の様子。セブシティー、Hill Topホテル付近が見えます。
セブCPIの英語教育
ESL(一般英語)について
コース | 正規授業 | オプション/特別授業 |
General English | マンツーマン4コマ、小グループ2コマ、
大グループ1コマ |
・CNNクラス
・発音矯正 ・スペシャルスピーキング ・ダイビングクラス ・ギター/ウクレレ ・ズンバ― など |
Intensive English | マンツーマン5コマ、小グループ2コマ、
ネイティブグループ1コマ |
△CPI校のESLコース。1日、7~8コマの正規授業+30分~2時間ほどの無料選択クラスを提供しています
PE:CPIの英語コースについてお伺いします。一番人気のGeneral English、Intensive Englishコースについてご紹介下さい。
CPI:ESL(一般英語)の50%はGeneral Englishコースの受講生です。Intensive Englishは10%ほどですが、日本人留学生に人気ですね。
ESLを選択される方は英語初心者が多いです。英語初心者の方には、一番基礎レベルの英文法書、単語帳を学習して来るようにおすすめしています。全く英語の知識を持たないまま来られる超初心者の方もいらっしゃいますが、挨拶ができないレベルですと現実的にグループ授業への参加は難しいですね。その場合、キッズ用の教材を使用する、グループの代わりに一定期間はマンツーマン授業のみにするなど調整をしています。
初心者の方、8週以上留学される方におすすめのコースはGeneral Englishです。
CPI 留学生の英語力の伸びについて

△ガラス張りのマンツーマン教室。
PE:CPI留学の英語力向上についてお伺いします。英語力がどれくらい伸びるというのは難しい質問かもしれませんが、留学前に一番知りたいところですね。
例えば、一番基礎レベルの挨拶しかできない英語初心者が12週間CPIに留学する場合、「CPIはここまで伸ばせる」というレベルはどのレベルですか?
CPI:英語力の伸びについてはCPIが一番自身を持っている点です。但し、英語初心者と言っても留学前の背景知識や学習歴がみな異なりますので一概に言うのは難しいですね。
一般的な英語初心者であればCPI12週留学で中級~中上級レベルに引き上げることができます。
しかし、深い話や話題についての英語会話までは出来ません。ですが、ネイティブスピーカーと一般的なトピックについての英会話はそれほどの不自由なくできるようになります。IELTS基準で5.0~5.5レベル、TOEICなら820レベルの英語レベルになりますね。
新入生サポートについて

△新入生オリエンテーションの様子
PE:フィリピン留学は、海外が初めての方、英語留学が初めての方が多いです。本格的に英語の勉強をすること自体に慣れている方も多く、入学後の留学生活に不安を持っている方が多いのですが、CPIはどのように新入生ケアをされているんですか?
CPI:新入生の方にとって最初の1週間は一番大事な時期です。CPIは入学数日後に日本人マネージャーと1:1の面談を実施しています。どの講師と合うか、もしくは合わないか、教科書の難易度に問題はないかなど授業や学習全体についてお話を伺いしますね。授業に問題がないかを確認するとともに科目編成、オプション授業について、生活面でルームメイト、食事について問題がないかを確認します。その際に何か合わない、難しい、不満などの事がありましたら最優先で対応しています。特定授業、講師が合わなくて変更を希望する場合にははすぐに変更しています。
テスト対策コースについて

△小グループ授業の様子
コース | 正規授業 | オプション/特別授業 |
TOEIC, IELTS,
TOEFL Preparatory |
マンツーマン4コマ、小グループ2コマ、
大グループ1コマ |
・CNNクラス
・発音矯正 ・スペシャルスピーキング ・ダイビングクラス ・ギター/ウクレレ ・ズンバ― など |
TOEIC, IELTS,
TOEFL General |
マンツーマン4コマ、小グループ2コマ、
模擬テスト2コマ |
|
TOEIC, IELTS,
TOEFL Intensive |
マンツーマン5コマ、小グループ2コマ、
模擬テスト2コマ |
|
Business General | マンツーマン4コマ、小グループ3コマ、
大グループ1コマ |
PE:ESL以外の英語コースを受講される留学生はどれほどの割合ですか?
CPI:ESLコースは50~70%の割合、残りの30~50%の留学生はIELTS、TOEIC、TOEFLテスト対策コース、少数ビジネス英語コースを受講しています。最初からIELTS、TOEIC、TOEFLコースで入学される方もいますが、ESLコースで入学し在学中にTOEIC/IELTSなどのコース変更される方が多いです。
テスト対策コースは入門レベルから上級レベルまで運営していますので、テスト初心者の方でも安心してテスト対策を勉強することができます。但し、基礎レベルの英語(単語と文法)、最低限の英語コミュニケーションは必要です。
オプションクラス(無料の選択制授業)について

△夕食後のプールの様子。プール使用時間は監視員が2~3人配置される。

△プールサイドで話し合うCPI生たちの様子
PE:CPIのオプションクラスの詳細について教えて下さい。
CPI:オプションクラスは正規授業以外の時間にCPIが提供する無料クラスです。
強制参加ではありませんが、高いクオリティーを維持し、参加率を高めることに力を入れています。(※PE:実際、CPIのオプションクラスは参加率が高く先着順〆切となっています)
まずCPIメンタリング・クラス(Mentoring Class) についてです。簡単に言えば、CPI講師の管理のもとで自習する時間です。入学後4週は義務参加が原則ですが、個人的事情により参加が難しい場合は事前にCPIオフィスに申し出て下さい。
一番人気のオプションクラスは、相変わらずSSP(Special Speaking Program)です。SSPは、授業以外の時間で英会話力を向上させるための特別クラスです。講師・学生は1:1もしくは1:3ほどで、ダイニングや野外でクラスを行います。トピックはCPIが毎日決めますが、自分が話したいトピックの持ち込みも出来ますね。時間は19時20分~22時30分です。入学後4週間はメンタリングクラスに義務参加ですが、SSP参加を希望する場合はSSP参加のみでもOKです。
現在のネイティブ講師のオプションクラスは2つ、発音矯正とCNNリスニングクラスです。
オプションクラスと同じ時間帯にクラブ活動(参加無料の校内アクティビティー)もあります。
19時から45分、科目は、スキューバダイビング、Art&Craft(図工)、料理、ギターなどがあります。但し、一定人数未満の場合には開校されない場合もありますのでご理解ください。

△オプションクラスの時間にジムを利用する学生さんも多いです。
授業後のクラス、クラブ活動は参加自由なのでジム利用やバドミントン、バレーボールなどができます。

△CPI校の夜の風景。カフェテリアの外で勉強したり会話をしている。
※オプションクラスは予告なく科目・時間・内容が変更される場合があります。
※CPIのオプションクラス・クラブ活動は、原則、正規授業以外の時間に2コマ以上参加できるように運営されています。
セブCPIの寮について

△3人部屋Bの掃除する様子。掃除スタッフもCPIユニフォーム着用。

△掃除済みの2人部屋Aタイプ。Bの方がやや明るく、高級タイプ。
日本人留学生には1~2人部屋が人気、外国留学生とルームシェア
PE:それでは留学生活で教室の次に大事な「学生寮」についてお伺いします。
CPIは、ドミトリーAタイプとBタイプの2種類がありますが、どちらのタイプが人気ですか?
CPI:Aが一般タイプ、Bが高級タイプですね。だからと言ってAタイプのクオリティーが落ちるという意味ではないです(笑)Bタイプが、より明るくて、エアコンが高級タイプ、部屋の大きさがもっと大きいです。
洗濯・掃除サービス、クレーム対応は両タイプ同様ですのでご安心ください。
人気の部屋タイプは国別で違いがありますね。日本人留学生の場合1~2人部屋が人気で、中国人留学生が3~4人部屋、ベトナム人留学生には4人部屋と6人部屋が人気です。どの部屋タイプでも外国籍の留学生と同室になるように国籍の割合を調整しています。
お部屋のクレームについて

△CPIの4人部屋は、1階が机、2階がベッド
PE:寮に関するクレームはどのようなものがありますか?
CPI:実際、寮についてのクレームはほとんどありません。クレームを受け付けた中で一番多いのは4人部屋です。
4人部屋は2段ベッド使用で、1階が机と個人スペース、2階がベッドになっています。2人でベッドを共有するわけではないので通常の2段ベッドよりは快適だと思いますが、2段ベッドの事を知らないで入学して戸惑う留学生がいました。留学前のカウンセラーさんにご案内をお願いしたいです。
また、部屋の外から犬が吠えることが気になるとのクレームがありました。いつもではないのですが、CPIスタッフが外に出て吠える犬を確認したりしてましたね(笑)
6 人部屋について

△女性専用6人部屋の様子。リビングが広く、みんなでヨガをしたり映画を見たりするシェアハウスの雰囲気

△6人部屋のベッド。
PE:今年(2017年)オープンした女性専用6人部屋は人気ありますか?
CPI:そうです。CPIクオリティーの6人部屋は大人数部屋だからと言ってスペースがきつかったり狭かったりはしないです。6人部屋2つには1つのリビングがありますが、リビングが好評です。
6人部屋が完成されてから直接お部屋を見た在学生が移動しはじめました。中には3人部屋利用中の留学生が6人部屋に移動するケースもありましたね。良い施設にしようと工夫して作りましたが、予想以上に好評で、個人的にはとても誇らしいです。
セブCPIの食事について
食事の質が落ちたって本当?

△2017年4月14日の昼食
PE:フィリピン留学業界でも話題になりましたCPIの食事についてご質問です。2015年新キャンパスのオープン当時には15種類にも及ぶ豪華な食事で話題だったのですが、今日見たらそこまではいかないような気がしますね。
CPI:以前に比べておかずの種類は減らしてますね。しかし、食事サービス面に関しても平均よりは高いレベルという点には自信があります。
朝食はアメリカンスタイルで、コーンフレーク、牛乳、コーヒー/ジュース、ソーセージとトーストを提供しています。ご飯を好まれる方のため、白ご飯・チャーハンを一緒に出すこともあります。
昼食はメインメニューが1品、おかずが約4種類です。
夕食は、メインメニューが2種類、おかずは6~7種類にスープを提供しています。
食事に関するクレーム
PE:セブ島の色々な語学学校で食事をしましたが、個人的なベストとしては、セブ・ブルーオーシャン、ベイサイド・プレミアム、CPILS、そしてここCPIが一番おいしかったです。個人的な意見です(笑)
しかし、食事でクレームがない語学学校はないですね。様々な国籍の全ての留学生の口に合う食事は難しいですし…CPIの食事に関するクレームはどのようなものがありますか?
CPI:CPIはビュッフェ式の食事なので人気のメニューはすぐ切れてしましますね。その場合、追加分を作って出すまで3~4分ほどかかります。そのタイミングで食事にきた学生さんは料理がないということでクレームがありました(笑)
また、台湾の方から野菜を増やしてほしいという意見がありましたね。食事に100%ご満足を頂くことは難しいことですが、出来るだけの最善を尽くして、頑張りたいところです。
セブCPIのスタッフについて

△CPIオフィスの多国籍スタッフ
PE: CPIのフィリピン人以外の管理スタッフの国籍構成はどうですか。
CPI:日本人スタッフが2名、台湾2名、ベトナム1名、韓国4名のスタッフがいます。各国のマネージャーは学生サポート全般を担当します。フィリピン人スタッフは事務や手続きなどですね。日曜日や祝日でも留学生の緊急時などのため交代で勤務しています。
PE:この1週間CPIで見てきた各国スタッフの方々は、朝から晩まで学生と話したり走り回ったり、部屋とプールの掃除をチェックしていたりと、デスクワークだけでなく外の仕事が多かった感じがします(笑)色々な面で留学生サポートをしているのを直接見てありがたい気分になりました。
最後に

△留学生、校内雰囲気が明るい。休憩時間の様子。
最後にCPI入学を検討している方々に一言お願いします。
CPI:CPI校は授業がある月曜日から木曜日までは外出が出来ないシステムで運営しています。
このシステムはフィリピン留学ではスパルタと呼ばれています。しかし、CPIの留学プログラムは、留学生に学習を強制するがちがちのスパルタではありません。適度な強度で運営し英語力を身につけてもらうシステムです。
CPIの校内空間は、フィリピン留学生活のクオリティーを重視して設計されたものです。安全で快適に生活しながら洗練された英語クラスが受講できるようにデザインされています。
PE:インタビューのご協力ありがとうございました。
取材後の感想:
CPI校は規定を厳しく管理する従来のスパルタとは違いました。
規定の徹底より学生の話を聞いたりクレームなど意見を出しやすくするサービス施設のような雰囲気があり居心地がよかったです。
長いインタビューのご協力頂いたOwenさん、写真撮影にご協力頂いたCPI在学生のみなさん、ありがとうございました。
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